Our Message

私たち目指すもの

パーソルグループの障害者就労モデル

「広さ」「層」考えれば、
“はたらく”
もっと多様化できる。

障害者の就労機会を増やし、持続させていくには、
より幅広い人が活躍できるよう仕事やはたらき方の多様化が不可欠です。
パーソルグループでは「広さ」と「層」の2軸に着目し、
新しい概念から、立体的な「はたらく」の多様化を進めています。

「広さ」はたらく場所広げる

「広さ」を考えるとは、はたらく場所を広げるということ。
都市部の本社勤務だけでなく、リモートワーク、サテライトオフィス、各支店など
郊外や地方にまで範囲を広げて雇用の機会をつくります。
そうすることで、通勤に困難のある方や地方在住の方にも、就労機会が広がります。

Point

日本の障害者雇用数は
三大都市圏に集中

令和2年の障害者雇用者数を見てみると、三大都市圏に雇用が集中。雇用場所も一般事業所内が9割以上を占め、特例子会社の雇用事例はごくわずかとなっています。その都市部においても、雇用率は伸び悩み始めており、郊外や地方への雇用エリア拡大が急務の課題となっています。

三大都市圏:首都圏「東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県」、中京圏「愛知県・岐阜県・三重県」、近畿圏「大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県」

「層」就労レイヤー増やす

「層」を考えるとは、就労のレイヤーを増やすということ。
障害のある方をひとくくりで考えず、職務能力やはたらく意欲、
必要な配慮などで区分し、それぞれの層に合わせた業務やはたらき方を用意します。
そうすることで、さまざまな特性や能力のある人に就労機会が広がり、
自分らしいはたらき方を叶えることができます。

Point

たとえば一つの業務を
細分化すれば、
幅広い層の人が
はたらけるようになる。

パーソルグループでは、業務内容を徹底的に見える化し、作業を細分化。それまでは特定の層の人だけがおこなっていた仕事に、より多様な社員が携われるようにしました。社員の役割や目的が明確になることで、業務上の不安が解消され、マネジメント負担も軽減されるというメリットもあります。

「広さ」と「層」を組み合わせ、
奥行きのある雇用モデルをつくり出します。

パーソルグループでは、グループ各社での直接雇用に加え、
以下の3方向からも障害者のはたらく機会を多様化・拡大しています。

01

単層広域化

同じ仕事を地方のサテライトオフィスでおこなう
(=障害特性や職務能力は限定されるが、エリアが広がる)

02

狭域多層化

仕事を細分化してより幅広い障害特性のある人を雇用する
(=エリアは限定されるが、障害特性や職務能力の受け入れ幅が広がる)

03

多層広域化

幅広い障害特性のある人がはたらける事業を地方で展開する
(=エリアも障害特性・職務能力の受け入れ幅も広がる)

これらをマップに整理したのが下記の図です。
今後もパーソルグループでは、全域において多様な事業モデルを創造し、
「ともにはたらく」を拡大させていきます。

雇用モデルと各事業の整理

Point

採用方法やマネジメントも、
区分ごとに細分化

はたらくエリアや業務を細分化したら、それらにあわせて採用方法やマネジメント方法、組織方針なども分けて考える必要があります。障害者とともにはたらく環境を持続させていくには、雇用施策を構造化して整理し、区分ごとに最適化することが重要。それが、パーソルグループの基本的な考え方です。

インタビューでさらに詳しくご説明します

Interview 新しい概念で、雇用の多様化を考えようInterview 新しい概念で、雇用の多様化を考えよう