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パーソルグループTOP対談

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自分で自分の「はたらく」を 選択できることが “はたらくWell-being”につながる

障害のある方の“はたらくWell-being”実現に向けて環境づくりを進めるパーソルグループ。
そこにはどのような使命と思いがあるのか、
代表取締役社長 CEO 和田孝雄とパーソルダイバース代表取締役社長 渡部広和が語り合います。

和田 孝雄

パーソルホールディングス株式会社 代表取締役社長 CEO

1962年生まれ。立命館大学法学部卒業。1991年テンプスタッフ(現パーソルテンプスタッフ)入社。2020年テンプホールディングス(現パーソルホールディングス)取締役副社長執行役員、2021年4月より現職。

渡部 広和

パーソルダイバース株式会社 代表取締役社長

1968年生まれ。早稲田大学商学部卒業。2013年インテリジェンス(現パーソルキャリア)入社。2020年テンプスタッフ(現パーソルテンプスタッフ)執行役員経営企画本部本部長、2023年4月より現職。

障害の有無にかかわらず社会全体に“はたらくWell-being”を広げていく

和田私たちパーソルグループは、中期経営計画2026で「“はたらくWell-being”創造カンパニー」を掲げ、2030年に「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出すること」を目標にしています。この100万人は、障害の有無や、性別、年齢、国籍を問いません。“はたらくwell-being”にとって重要なのは、はたらくことに関して選択肢があること。障害の有無にかかわらず、はたらく意思を持ってチャレンジしたい人に多様な選択肢を提供し、社会全体に“はたらくWell-being”を広げていきたいと考えています。

渡部誰にとっても仕事を自由に選べるということは、それを可能とする社会の豊かさを含め、幸せなことだと思います。そして、人々が自分で選んだ仕事で価値発揮できることは、まさに一人ひとりのWell-beingに直結しますよね。

※“はたらくWell-being”とは:
パーソルでは、はたらくことを通して、その人自身が感じる幸せや満足感を“はたらくWell-being”と定義しています。詳しくはこちら

障害者雇用の推進は パーソルグループの経営理念を体現する営み

渡部パーソルダイバースは、2023年4月に旧パーソルチャレンジと旧パーソルサンクスが統合する形で誕生しました。それぞれの会社が培ってきた異なる事業領域での強みや、異なる障害属性に関する雇用のノウハウを生かし、グループの障害者雇用を担う国内最大級(※1)の特例子会社として、「障害者雇用を成功させる」ことを目指しています。
ここで言う成功とは、障害の有無にかかわらず、誰もが可能性を広げることで活気に満ちたはたらき方をし、より多くの「はたらいて、笑おう。」を生み出すことです。それが実現できたとき、究極的には「障害者雇用」という言葉がなくなっているかもしれません。そこに向けて、障害者雇用に関するノウハウを積極的に発信するなど、社会全体の視点に立ち、障害のある方のはたらく選択肢や機会を増やしていくことが、パーソルダイバースの使命だと考えています。
※1:2023年7月時点での障害者雇用人数による、当社調べ

和田パーソルグループの経営理念は「雇用の創造・人々の成長・社会貢献」であり、障害者雇用の推進は、まさに理念を体現する営みです。「障害のことを知らないがゆえに、どう関わればよいのかが分からない」という人は結構多いと思います。そのため、渡部さんの言うノウハウの発信はとても大切なことですね。

渡部障害者雇用を推進は、パーソルグループの経営理念に沿った動きであると確信しており、なおかつ社会的価値の高い取り組みだと考えています。この信念は変わりません。2023年4月にパーソルダイバースの社長に着任してから、全国の拠点を巡り、社員の皆さんと座談会を行ってきました。前向きに活き活きとはたらいている皆さんの姿から、はたらくことの喜びや価値、この事業の尊さを改めて感じ、元気や勇気をもらっています。

和田私も先日、当社オフィスで、古くから知る障害のある社員の方々と話したのですが、印象的だったのが「昔は難しいと思っていた仕事だけれど、今では教える立場になりました。『自分も最初は大変だったけれど大丈夫』と後輩に伝えています」という話を聞いたことです。こうして人が成長する姿を目の当たりにすると励まされますし、私自身も、ますます頑張ろうと思えます。

われわれの“はたらくWell-being”は 世の中の役に立てている実感を持てること

和田私自身の“はたらくWell-being”は何かを考えてみると、世の中の役に立てている実感を持てることが重要なのだと思います。お客さまと向き合い、簡単には応えられないご要望でも、工夫して改善を積み重ねていくことで目の前のお客さまやはたらく人に喜んでいただけた時、“はたらくWell-being”を実感しています。

渡部私も、まず自分の中に「世の中に良い影響をもたらしたい」という軸があります。その軸に沿って努力したことや価値を出せたことが喜びにつながり、モチベーションにもなっています。

和田はたらく機会とはたらく人のミスマッチなど、「はたらく」にまつわる世の中の大きな問題に対して、「パーソルなら何とかしてくれるのではないか。力を貸してほしい」といった多くの期待が社会のさまざまな方から届きます。その期待に応えようとグループの社員が一丸となり努力し、「パーソルの皆さんのおかげで助かっています。ありがとう」といった声をいただくときも、“はたらくWell-being”を強く感じる瞬間ですね。

「はたらいて、笑おう。」という世界を 本気でつくっていく

渡部障害者雇用はこれから、「仕事に就く」だけでなく、「はたらき続ける」ことを実現させるために何が必要かを改めて問い直し、取り組むべきタイミングを迎えています。そこでは、障害のある方に向けた個人への支援だけでは不十分であり、やはり雇用する組織側が一人ひとり異なる人々を受け入れる、インクルーシブな仕組みや土壌をつくることが欠かせません。

パーソルダイバースとしても、障害の有無によって左右されない評価制度や、能力に応じた活躍ステージを用意できる人事制度を設計しています。また、他社とも交流機会をつくるなど、障害者雇用理解を深めるための機会も設けていきます。今後さらに、パーソルダイバースが長年培ってきたノウハウをもとに、企業・個人に向けた支援にも注力していきたいと考えています。

和田先日、グループの取り組みの一環で、子どもたちの声を聞く機会があり、「仕事はつらいこと、大変なことだと思っていた」「仕事って、楽しいこともあるのですね」という意見を耳にしました。我々大人たちの背中を見て、そう感じたのかもしれません。「はたらいて、笑おう。」を大人たちが実感することで、子どもたちの価値観も変わっていくと思います。そう考えると、“はたらくWell-being”を社会に定着させる取り組みは、世代を超えた挑戦でもあります。繰り返しになりますが、誰もが“はたらくWell-being”を感じられる社会を実現するには、「はたらく」にまつわる豊富な選択肢を用意することが必要です。そのことに関して、真正面から取り組み、はたらくことで自分自身の存在意義を心から感じられる世界、「はたらいて、笑おう。」の世界を、皆さんとともに本気でつくっていきたいと思います。

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