

パーソルダイバースは、障害のある方々のはたらく機会を創出し、パーソルグループにおける障害者雇用の拡大に取り組む特例子会社です。グループ会社向けにオフィス清掃や事務作業の代行、カフェ運営、マッサージサービスなど、さまざまな業務を提供し、効率的な業務環境の整備や健康増進に寄与しています。
今回は、パーソルダイバースの業務の一つである「サービスデスク」の運営について紹介します。サービスデスクはグループ会社のオフィス内に設置され、常駐メンバーが総務や営業部門などの業務をサポートしています。この記事では、サービスデスクの仕事内容や職場の雰囲気、はたらくメンバーの思いについてお話を伺いました。
※本記事は2024年1月に実施したインタビューをもとに執筆しています。
パーソルダイバース株式会社
受託サービス統括本部 受託サービス第2本部
東京・千葉事業部 オフィスサービス第2グループ
チームリーダー 竹重 浩二
サブリーダー 小島 弘江
サブリーダー 高嶋 美香
藤田 水面
関川 剛史
サービスデスクとは?パーソルダイバースの業務内容と役割
編集部 サービスデスクの業務内容について教えてください。
竹重 私たちのチームでは、パーソルテンプスタッフの本社オフィスに開設されたサービスデスクを運営しています。
開設当初は主に総務部門からの依頼が中心でしたが、最近では営業部門や人事部門など、さまざまな依頼元や業務の種類が増えました。現在では、近隣のオフィスも含めて3か所でサービスデスクを運営しています。

編集部 どのような業務を担当しているのでしょうか?
藤田 主な業務は、オフィスに届く郵便物や宅急便、社内便の受け取り・仕分け、社内各所への配達、外部への発送などを一括管理することです。さらに、従業員の方からの依頼に応じて、書類の印章押印作業や備品・機器の管理、来訪者へのゲストカード貸し出しも行っています。
編集部 業務を通じて感じるやりがいはありますか?
関川 サービスデスクの業務は、ほとんどが従業員の方とのコミュニケーションが発生するため、年々顔なじみの社員の方が増えていくことがとてもうれしいです。新しい業務も年々増えて大変なこともありますが、「ありがとう、助かったよ」と直接感謝の言葉をいただくたびにやりがいを感じます。
チーム運営と育成:はたらきやすい環境づくり
編集部 チームを運営するうえで、大切にしていることは何でしょうか?
高嶋 私たちは、従業員の方や来訪する方から「パーソルダイバースの社員」ではなく「パーソルテンプスタッフのサービスデスクの人」として見られています。だからこそ、緊張感のある環境で仕事に臨む必要があります。
その中で、藤田さんはチーム全体の状況をしっかり把握しながら、多くの業務を的確にこなしてくれています。関川さんは、相手の要望や問い合わせに対して、丁寧かつ柔軟に対応できるため、質の高いサービスの提供に大きく貢献しています。

編集部 メンバーを育成する上で心がけていることはありますか?
小島 メンバーが安心して挑戦できる環境を整えることです。以前、上司から「失敗したときは自分が責任を取るから、思い切ってチャレンジしなさい」と言われた経験があり、その言葉が今の自分の指針になっています。
誰もが初めての仕事には不安があるものですが、成功すれば「この調子でいいよ」と喜び、不安があれば「自信を持って大丈夫」と声をかけます。失敗したとしても、一緒に対策を考えて次に活かせば良いと考えています。
障害のあるメンバーの挑戦と成長「はたらくことが好きに」
編集部 これから挑戦したいことを教えてください。
藤田 私は聴覚障害があり、コミュニケーションの面で困難を感じることもありますが、周りの方にフォローしていただきながら全力で取り組んでいます。特例子会社であるパーソルダイバースに入社したのは、障害がある人が企業でどのようにはたらき活躍しているかを知りたかったからです。これからも積極的に交流し、広い視野を持てるように成長していきたいと思っています。

編集部 関川さんはいかがでしょうか?
関川 今、とても充実しています。私は20代半ばでうつ病を経験し、その後しばらく療養していました。当社が初めての就職で、評価されることが本当に嬉しいです。以前の私は、自分に自信が持てず、仕事の成果を自分で受け入れることができませんでした。でも、小島さんや周りの方のサポートで少しずつ前向きになれました。今では「自分ははたらくことが好きだったんだ」と実感していますね。
これからは人に寄り添える存在になりたいと思っています。

サービスデスクのこれから:つながりを活かして業務拡大へ
編集部 最後に、サービスデスクとしての今後の展望を教えてください。
竹重 サービスデスクは本社オフィスだけでなく、池袋や南青山にある拠点でも運営しており、今後も拠点間でバックアップ体制を強化しながら、業務をさらに拡大していきたいです。各拠点のノウハウを共有し、グループ社員がはたらきやすい環境をつくることが目標です。
パーソルダイバースのサービスデスクの取り組みは、障害のある方がはたらきやすい環境を整えるとともに、グループではたらく社員に信頼される存在となることを目指しています。障害のある仲間と支え合う姿勢を忘れず、今後も成長、拡大していきます。
withではサービスデスクでの一日の仕事内容や社員の声を「お仕事図鑑」で詳しく紹介していますので、興味のある方はぜひご覧ください。