
精神・発達障害があっても「ここなら安心してはたらける」と思える職場へ。
パーソルダイバース株式会社が行っている「社員が長くはたらくため」の工夫の一つ、「定着支援チーム」の役割や仕組みを紹介します。障害手帳を持った方がこの記事を読んだあとには、「ここなら安心してはたらけるかもしれない」。きっとそう思うはずです。
はじめに:精神・発達障害があっても安心してはたらける場所とは

「就職したいけれど続けられるか不安」「前の職場では理解されなかった」
精神・発達障害のある方がはたらく際、多くの方がこんな悩みを抱えています。
パーソルダイバースは、障害者雇用のエキスパートとして「安心して長くはたらける仕組み」にこだわり続けています。
さまざまな業務上の工夫、標準化に加えて、首都圏や関西、仙台など各オフィスではたらく社員をフォローする「定着支援チーム」が社員の長期安定就労のサポートを行っています。多くの取り組みが成功し、独立行政法人の公表データによると、障害者の就業1年後の定着率は約50%~70%となっているところを、パーソルダイバースは94%という高い数字を実現させています。
そこで今回は、社員の安定を支える定着支援チームについて紹介します。
定着支援チームの目的と業務内容

「定着支援チームの目的は、障害手帳を持つ社員に対して現場が行う施策を、第三者的立場からサポートしていくというものです。最終的に目指すのは定着率のさらなる向上。つまり社員に長く安心してはたらいてもらえるようなお手伝いをすることですね」と定着支援チームの相川聡マネジャー(上部写真)。
「もちろん、第三者的な立場だけでなく、必要に応じて社員本人との直接対話も行います。業務の評価を行う上長には言えないことでも、別の組織である定着支援担当には言えることがあります。悩みを話してもらうこと、きちんと聞き出すことも私たちの大切な仕事の一つです」と続けます。
定着支援の定義は「めざす未来の体現のため、各社員が成長ステップを歩めるよう支援すること」。ちなみに「めざす未来」は、社員の障害特性や症状により、成長スピードやゴールなどは人それぞれです。
それぞれの特性や症状、そして目指す未来を明確にするため行っているのが、支援機関を交えて、または社員と1対1で行う定期的な面談です。
面談内容を見える化し、誰でも支援できる仕組み

定期的な面談は入社1・2・3・6カ月目に支援機関を交えて、対面、もしくはオンライン形式で行っています。面談では業務・体調面および就業上の課題や困りごとについて第三者視点で確認し、必要な助言および社内外の情報連携を行っています。
その他、「臨時面談」という形で本人の希望や上長からの要望、または定着支援担当の自らの判断で話し合いの場を持つようにしています。
また、現場でもサブリーダーやリーダーが「健康管理面談」という形で定期的面談を行い、面談内容を専用のシステムに記入することで、社員の変化や変化の兆しを早めに見つけ、課題や問題が大きくなる前に解決に導けるように心がけています。
定着支援のメンバーは精神保健福祉士などの有資格者もいれば、そういった専門的な資格を持っていない社員もいます。そのため、支援やアドバイスが属人的にならないよう、質のばらつきが出ないよう、定着支援ガイドラインという支援の仕組みを明文化し、社員の体調の基準を段階別に分け、さらに睡眠や勤怠、作業の正確性などチェックする項目も明確に定め、「誰が対応しても同じような判断・アドバイスができる」ための仕組みづくりも行っています。
まとめ:ここから始める、あなたの長期安定就労

「はたらくのが怖い」「はたらき続ける自信がない」――そんな不安を抱えている方も多いと思います。
繰り返しにはなりますが、パーソルダイバースでは、
・定着支援チームという支援専門組織の存在
・現場、支援機関、定着支援が連携して行う、面談による密なコミュニケーション
・支援の質にブレを生じさせない同じ判断基準、アドバイスの手法を明文化
・面談記録など、必要な情報を専用システムに記録して状況をリアルタイムで把握
これらの施策を行うことにより、非常に高い定着率の維持に成功しています。
言い方を換えると、はたらくことに不安を抱える方に安心してもらえるフォローが整っている、ということです。
新しい一歩を踏み出したい、社会に関わりたい。そんな考えを持っている方、パーソルダイバースへの入社検討はアリかもしれません。