パーソルグループの特例子会社・パーソルダイバースでは、さまざまな障害がある社員が多様なはたらき方をしています。仕事だけでなくプライベートの過ごし方もまたそれぞれ違います。
今回は、「車いすツインバスケットボール」という競技で全国大会に出場した、パーソルダイバースの社員と大会の様子を紹介します。

車いすツインバスケットボールとは、四肢に麻痺がある選手を対象にしたスポーツ。通常のバスケットゴールにボールが届かない選手のために、フリースローサークル内に1.2メートルの高さのゴールを設置したものです。障害に応じて円内、円外、上の三種類のシュート方法に区分けされており、障害レベルに関係なくみんながプレーに参加できるルールになっていて、より多くの人が楽しめることができます。

6月22、23日、千葉県浦安市のバルドラール浦安アリーナ(浦安市総合体育館)で第34回日本車いすツインバスケットボール選手権大会が、各地区ブロックの予選を勝ち抜いた10チームによるトーナメント方式で開催されました。
パーソルダイバース東北オフィス、受託サービス第1本部 Career受託第2事業部に勤める山田清孝さんは、「東北ドリームス」の一員として大会に参加しました。
来賓の皇族の方が見守る中の開幕試合。緊張感漂う雰囲気の中、「いつもの力が出せなかった」(山田さん)という東北ドリームスは残念ながら、三重フロンティアズに46-58と惜敗。後半の追い上げも及ばず、3回目のチャレンジでの「全国大会初勝利」はなりませんでした。

「残念ながら今回は勝てませんでしたが、今後も勝利を目指して練習・努力を続けます!」と山田さん。東北ブロックの協会長も務める山田さんは「いいプレーをして、勝ちを重ねて、そして露出を増やして、東北地区からこのスポーツを盛り上げていきたいです」と意気込みを語ってくれました。

先天性の障害がある山田さんは20代のとき、「体を動かしたい」と始めました。以来20年ずっと続けています。「体を動かして汗をかく喜びを覚えました。この喜びを多くの人に味わってほしい」という気持ちが原動力だそうです。「プライベートが充実していることで、仕事にも集中できます。フルタイム勤務とバスケ。二足のわらじは大変ですが、その分やりがいも十分。今後も頑張りたいと思います」。山田さんと、東北ドリームスの挑戦はこれからも続きます。